英国軍で使用されていたインディアン・ロッキーチェアをもとにしたもの。世界最初の組み立て式の椅子と言われています。
原型となった椅子は接着剤、工具を使用することなく組立、分解できる携帯椅子。しかも座ることによって接合部が締り、強度と安定感を増すという優れた構造を持っていました。
クリントはこの椅子の簡素化、明確化、そして洗練化に挑戦し、1933年、サファリチェアを完成。コペンハーゲン家具職人ギルド展で発表しました。英国軍の椅子を原型としていますが、システマチックなデザインアプローチ、職人技術、よく考えられたプロポーション、素材の使い方などクリントらしいデザインとなっています。
フレームはムク材、背と座にキャンバスまたは皮革となります。アーム部分にはサドルレザーが使用されています。
